仏法遥かにあらず、心中にして即ち近し
仏の教えは、遥かに遠いところにあると思われるかもしれませんが、本当は意外に近いところ、即ち私たちの心の中に存在しているのです。
人間の心の奥深い部分にある潜在意識(清浄識といいます)には、欲も不満も怒りもなく、誰も皆持って生まれた清らかな慈悲と智慧だけがあるのです。
仏様が私たちの心の中にあることは、人は誰でも仏様になれる種を持っている ということです。仏様は人間がどうすれば道理に基づいた正しい生活ができるのかをご存じです。
その方法を仏法というのです。
お大師さまは、仏になる種をもっているだけではもったいないことです、大事に 育てて、生きている内に花を咲かせましょうと仰っているのです。